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腰高とらは、有名な三春駒・三春人形と同様に古く十二支としてではなく人形の一つとして作られておりデコ屋敷(郡山市西田町高柴)が発祥地です。江戸時代は三春藩領であったため三春駒・三春張子と呼ばれるようになりました。その由来は京都の伏見人形が東北地方に流れてきたものを見て、デコ屋敷の先祖が冬場の副業としてまねて作ったものが始まりだとされています。
腰高とらの特徴は、ぐっとにらんだ目・立派なヒゲ・高く張った腰と尾・力強い四つ足の踏ん張り・大きく開いた口など、獲物に飛びかかるよりも威嚇する姿が強く表現されています。これは猫の怒る様を見て作ったものであり、虎の恐ろしさよりも愛嬌ある表情に作った姿は各地の張子の虎の中でも群を抜いており東の横綱とも言われています。